ヨドコウ迎賓館 フランクロイドライト

ヨドコウ迎賓館。兵庫県にあるアメリカの建築家フランクロイドライトの建築だ。現在、改修工事中で一般には見学ができないが、工事中見学会があり特別に見学させてもらうことができた。古くなって痛んできたところを取り替えたりしている現場に入ることのできる貴重な機会だ。フランクロイドライトといえば日本では帝国ホテルがある。愛知県の明治村に移築され正面玄関部分が再建されている。帝国ホテルも素晴らしかったが、ヨドコウ迎賓館はもう少しスケールが小さくて邸宅として使われていたので落ち着いた雰囲気がある。

まず感じたのは立地が良い。丘の上に建っており街を一望できる。それに斜面に逆らわず自然の地形を残しているので、大きい建物でありながら威圧するような雰囲気がない。入り口は樹木に囲われて、とても良い雰囲気なのだろう。今回は足場が組まれていたので、いかにも工事中という感じであった。内部は天井高が低く抑えられていて、落ち着いた雰囲気であったことと、部屋や廊下の天井高が微妙に違っていて空間の変化を感じることができる。いたるところに小さな階段があって、山登りをしているような感覚であった。現在のバリアフリーの考え方とは逆である。僕個人的には、多少の段差があっても良いかと思っていて、庭の計画をするときにも感じることで高低差のある敷地の方が視線の変化もあって面白く感じる。あまりに平坦だと、土を盛ったりして変化をつけて計画することもある。