ル・コルビュジェの西洋美術館

先日、世界遺産に登録された国立西洋美術館ル・コルビュジェ作、世界遺産登録されたこともあり、たくさんの人で賑わっていた。この美術館はコルビュジェが提唱する無限美術館の構想に沿って計画されている。うずまきのようにどんどん展示室が増殖するというもので、実際にはそんなに増えてはいかないのであるが未来に広げていこうという気持ちはとてもよくわかる。未来には期待してしまう。今よりも未来が栄えていたり明るい現実が待っているような気がする。建築もこれからは広がる事だけではなく、全体の中でのバランス感覚が大切になってくるように思う。住宅も大きすぎると感じる事がある。人生の中で最大の人数を想定して計画してしまう。子供が独立して夫婦二人になったりすると広すぎる家になってしまう。住宅はもっとフレキシブルに変化できるような作り方にできないだろうか。また、それぞれのライフスタイルに合わせて家をシェアできたりするシステムをつくることが必要なのではないだろうか。

国立西洋美術館。光が柔らかかったのが印象に残っている。ガラスはすりガラスなどを通して入ってくる優しい光。展示室も落ち着いた光量に保たれているようだ。光と闇の棲み分けができているように感じた。最近の住宅は明るすぎるのではないか。人には闇の部分も必要である。庭も、明るいだけの庭は面白くない。明るい部分もあり、木陰などの影の濃い部分もあると良い。光と闇のバランスをとることの大切さを学んだ。