中村好文さん設計のホテル

建築家、中村好文さん設計のホテルに泊まってきました。設計といってもホテルの部屋の改修工事。新大阪ステーションホテルに中村さんが内装の小物までコーディネイトした部屋が一室だけある。それが、フェイバリットルームで壁に掛けられた絵や椅子などの家具も中村さんセレクトだ。

中村好文さんの設計した家の雰囲気が好きで、奈良の「くるみの木」や「囀」などのカフェなど訪れた。知人が中村さんの設計した家に住んでいるが、とても羨ましく思ったものだ。有名建築家の建築には、なかなか泊まることができないものであるが、この新大阪ステーションホテルなら泊まれる。ということで、息子と二人で出かけていった。部屋はとてもシンプル。でも、温かみがある雰囲気だった。壁に掛けられている絵や丸い円盤などは中村臭がプンプンする。家具も中村さんらしいセレクトで、ソファベットは特に気に入って採寸までしてしまった。

それぞれ、ソファはHans Wegner、チークのライティングビューローはデンマーク製のビンテージ、椅子はThumb Chair、壁飾りはStone Cutter、壁の絵はmina perhonen皆川明さんの作品とトラネコポンポン中西ちなおさんの作品である。

個人的に気なったのは、障子の引き手の部分。とても小さくて可愛らしく指にぴったりといった感じでほっこりとした。やはり、寝る場所は丸みのある柔らかい雰囲気のものが合うのだろう。庭を設計していると、寝る場所というのはまず含まれないが人がくつろぐ場所というのは共通している。庭の小物も角があるものではなく優しいデザインのものを使うと落ち着いた庭になるのと同じ感覚なのだろう。

ぜひ一度、泊まって中村好文の雰囲気を体感してもらいたい。