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ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(後編) 2014フランス旅#012

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ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(後編) 2014フランス旅#012

ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(後編) 2014フランス旅#012

室内と屋外がまざりあう

さあ、いよいよ内部へと入っていきます。サヴォワ邸は3階建で、3階は屋上テラスになっています。2階は半分くらいが屋外テラスになっていて、そこからも屋外のスロープで屋上へ上がることができます。

1階からは、スロープを登って2階へと向かいます。居住スペースは主に2階のようです。2階へ向かうスロープの横には大きな窓があり、2階の屋外テラスからの光が入ってきます。2階のキッチンやお風呂などを見て周りリビングルームへと向かいます。

上下の移動に伴って、屋外の景色が目に入るようになっています。2階のテラスもかなり大きくとってあり、屋外空間がとても大切にされているのを感じました。外と中を行ったり来たりするような感覚はとても面白かったです。

 

目線は、水平に移動する

コルビュジェの建築5原則の中に、水平連続窓というものがあります。サヴォワ邸に来て、窓が水平に続いていることがこんなにも視界を遮らないものだと初めて知りました。水平連続窓。素敵です。

庭の景色がぐるっと見渡せて、緑が繋がって見えます。こういう建築はありそうでなかなかないのでとても感動しました。日本だと額縁のように窓を使って、一枚の絵のように外部の景色をみせるということはよくあります。その風景も素敵ですが、このような連続性を持って景色を見せるというのは魅力的ですね。もっとも、こんなに外部が樹々に囲まれるという状況はなかなかありませんが。

緑の景色を取り込む工夫を私もしていきたいと思います。

 

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