土地が決まる前から依頼された庭。

庭の依頼は、早ければ早いほうがいい。しかし、それにしてもこのクライアントは早かった。まだ建築計画はおろか土地が決まっていないタイミングで庭の相談にやってきたのだ。僕にとってはとても嬉しいことだが、ちょっと早すぎるいくつかのアドバイスをしたくらいで、土地と建築業者が見つかってからまた来てくださいと言って別れた。

それから半年後くらいに連絡をもらい、庭の計画をすることができた。自然素材が好きで、優しい雰囲気が好きなようだったので、僕の好みとも合いスムーズに話をすることができた。やっぱりクライアントとの好みは近いほうが良いものができると思う。好みが違っていても、それはそれで刺激があっていいのだが、細かいところの納まりに違いが出ると思う。

この庭もレンガ、石など自然素材を使うことにした。門柱はレンガ積み。古レンガを使っている。古レンガの良いところは、味があるというか侘び寂びがあるというか、汚れが目立たないというか。使っていて新しすぎないので、見ていて落ち着く。そう、新しすぎるものは飽きが早いと感じる。

建築計画中に庭からの要望なども伝えさせてもらったりしていたので、バランスの良い計画ができたのではないかと思う。やっぱり、庭の計画は建物計画中から打ち合わせをすることが基本だ。建物の変更がきくタイミングが良いように思う。特に最近の住宅メーカーの設計さんで若い方は庭への意識が異常に低い。全くと言っていいほど知識もないし、関心もないように思う。経験を積んで来ると庭や外部の重要性がわかって来るのであるが。その点、ベテランや建築家の方は意識をもって外部との関わりを考えているのを感じる。ひとえに人任せにしない。外構は後で考えましょうとか言われたら要注意だ。

そうだ、外構、庭の計画は早めにしよう!