エゴからエコへ。野生の自然を取り戻すために。

これまで庭は、時代によって変化しつづけてきました。今の環境の時代にどんな庭が求められているのでしょうか。私は、その地域の自然を生かした共生の庭だと思います。人間の快適性を満足するためだけの庭から自然の良さを見直すような庭に方向転換するべきだと考えています。

一緒に未来に続く環境をつくるための一歩としての庭をつくりましょう。

日本は世界でも稀に見る生物の多様な環境を持っています。北海道から沖縄までの南北に長く、山と平野があり高低差もあるために気候も様々でたくさんの生物が住める環境をつくりだしています。そんな豊かな日本の自然を再認識して、今自分が住んでいる地域の自然の植生を大切にしてみませんか。

在来種の植物を中心に植えることで、本来の生物の繋がりが戻り豊かな生態系ができてきます。

野草や在来種の樹木をメインにした庭は、季節によって、経年変化によって様々な植物が生えてくるようになります。虫や鳥たちもたくさん来ることでしょう。そんな庭が自然に戻っていくプロセスを観察することができます。一番身近な外である、庭で自然を観察して子供達にも自然の豊かさを知ってもらえると嬉しいですね。

自然な野草の庭は、変化がたくさんあります。庭の手入れの方法などを一緒に相談しながらこれからの環境づくりをしていきましょう。