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ロンシャンの礼拝堂に行く(前編) 2014フランス旅#007

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ロンシャンの礼拝堂に行く(前編) 2014フランス旅#007

ロンシャンの礼拝堂に行く(前編) 2014フランス旅#007

ル・コルビュジェのロンシャンの礼拝堂へ

一度は見てみたかった、ロンシャンの礼拝堂。ル・コルビュジェの建築のなかでも特にお気に入りの建築です。何が好きかというとまっすくじゃ無いところ。建築全体が曲線で構成されていて、柔らかい雰囲気がとても好きです。パリから4時間ほどかかりますが、電車を乗り継いで見てきました。

 

丘の上に建つ白い礼拝堂

電車を降りてから長い上り坂を登ってやっと到着です。思えばいい建築は坂の上にあります。坂を登って行くときの高揚感もあり、建築が見えてくる瞬間が一番好きです。

天気もほどよく晴れていて、外観もすごく良い光の中で見ることができました。5月の下旬でしたがほとんど人もいなくて、私一人でしたので、独り占めしたような得した気分でした。ただ、ミサなどで人がたくさん来るときの雰囲気も見てみたいと思いました。建築はやはり人がいてその役目を果たすので、人がいない状態では完全では無い気がします。庭も人が使ってくれて初めて生きてくるような気がします。

ロンシャンの礼拝堂は、柔らかい雰囲気だと書きましたが、外壁はとても凸凹していて荒々しい仕上げでした。そして、周囲の自然もとても豊かで緑が白い壁にとても映えます。礼拝堂からの眺めもとても良く、遠くの丘までよく見通せました。

「どんな建築を建てるのか」も大切ですが、「どこに建てるのか」がそれ以上に大事だなと改めて感じさせる建築でした。

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