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ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(前編) 2014フランス旅#010

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ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(前編) 2014フランス旅#010

ル・コルビュジェのサヴォワ邸にいく(前編) 2014フランス旅#010

サヴォワ邸は緑に囲まれた場所にあった

ポワシーの街の石畳の道を歩いて、ついにサヴォワ邸にやってきました。よく写真で見ていた建物が目の前に。思っていたよりもずっと大きく見えます。前回のロンシャンの礼拝堂でも感じましたが、コルビュジェの建築はもっと繊細な仕上げで柔らかい雰囲気だと勝手に思っていました。しかし、実際の建築はもっと荒々しく逞しい印象を受けました。

このサヴォワ邸は郊外の住宅でロンシャンとはまた違った用途の建築ですから、私の庭目線でよく見て研究していきたいと思います。

 

 

道路から建築までのアプローチがいい

サヴォワ邸は敷地をぐるっと石の壁で囲まれていて、ちょうど大名屋敷みたいに外から中を見ることができません。入り口からも全然建物は見えません。門をくぐって中へ入ると森のように大きな樹が生えています。その中を通っていくのですが、とても気持ちの良い道でした。砂利と緑に囲まれた感じは明治神宮の参道を歩いているような感覚でした。

建築に興味のある人であればサヴォワ邸を見にいくのは参拝に近いので、まさにそんな気持ちでした。そして距離が結構あり、建築に辿り着くまでにすこし時間がかかります。その時間も大切な要素なのだと思います。外構計画をするときに、アプローチは長く、変化をつけてとるという基本的な考え方がありますが、わざとらしいのはダメですね。自然と変化がつくアプローチがいいのです。

さあ、やっと目の前に現れてきました。憧れのサヴォワ邸が。

 

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