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神宮前のみんなの家 | 卒業設計 中間発表

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神宮前のみんなの家 | 卒業設計 中間発表

神宮前のみんなの家 | 卒業設計 中間発表

卒業設計は、商店街のリノベーション

大学の卒業設計のテーマは、「中間領域」にしました。自然と人の中間、都市と住宅の中間、自分と他人の中間など「中間」の領域には、出会いがあり楽しさがあり、難しさがあります。

庭という自然と人の中間領域を仕事としていますので、これは私の人生のテーマだと言ってもいいくらいです。そして、このテーマにぴったりだと思い選んだのは、名古屋市熱田にある神宮前商店街。名前の通り熱田神宮の東側にあり、昔は参拝者で賑わう商店街だったそうです。商店街の目の前の道路には路面電車も走っていて、活気のある場所だったに違いありません。今はシャッターが降りている店も多く、活気があるとは言えない場所になっています。新しい店もちらほらありますが、元々の店主の高齢化に伴って店を閉めて純粋に住宅として使っているケースも多々ありました。金山総合駅ができてからJRや名鉄を利用する人々は熱田を経由しなくなり、利用者が減っていったようです。

 

商店街を人々の中間領域として復活させる

商店街の商店というのは、個人商店が多く住居を兼ねています。そのため、地域に根ざしたコミュニティができやすいと考えました。新しい店や集会場などの機能をプラスして、人々を呼び込む場所にできないか。

まず、アーケードを新しく、アーケード上に大きな長細い公園をつくれないかと考えました。写真はコンセプト模型です。ざっくりと可能かどうか、良い点、悪い点はどこかなどを洗い出していきます。

既存の建物を残しつつ、新たなものでつなげていく

人々を呼び込む施設を集めた「村」のようなものを考えました。大きな建物ではなく、小さな物の集まりとして商店街があるので、小分けにした小さな家のような建物を巡る場所になると面白いのではないか。

最終的には、アーケードでつなげて、アーケードの上を公園のような場所にしながら建物の二階同士をつなげるようなイメージです。

2層になっている商店街は楽しみも2倍あるような気がします。今回はこの案を中間発表に持っていきたいと思います。

 

中間発表!

中間発表は、教授の方々に向けてプレゼンテーションを行います。さて、どんな意見が出てくるのかドキドキです。

なにせ敷地が細長いので、A2サイズ6枚分のプレゼンボードを作り、模型も持参しました。

先生方の意見としては、アーケード下が暗くなりすぎるのではないかとか1階と2階のつながりがなくなっているのではないかなどでした。概ね予想通りでしたが、何かスッキリとしない気持ちが残っていました。

次回の発表は、最終発表です。あと1ヶ月半ほどしかありません。これを完成まで持っていかなくてはいけません。さて、どうなることやら。

 

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