エッフェル塔から見るパリの街並み 2014フランス旅#004
エッフェル塔を階段で登る
初めてのエッフェル塔。入り口が4箇所あり、フランス語があやふやな状態の私は階段専用の入り口から入ってしまいました。もちろんエレベーターで登る予定だったので、一瞬ためらいましたが、子供の頃名古屋のテレビ塔は階段で登っていた記憶が呼び起こされ大丈夫だろうと登ることにしました。この時41歳、時間は午後8時ごろでした。
さて、階段で登り始めてかなり経ちますが、なかなか着きません。階段の段数が階段に書いてあって最終的には700段くらいあったと思います。足は辛く、途中座り込んでいる女の子もいるくらいしんどかったです。でも途中からの景色は素晴らしく、パリの街を俯瞰して気分が上がってきました。
パリの街は凱旋門を中心に放射線状の道路が走っています。本当に綺麗に見えますね。見る角度も徐々に変化していくので、じっくりとゆっくりと眺めながら階段を登っていきました。少しだけ、階段で良かったと思った瞬間でした。
パリの街並み
パリの街並みを見た感想は、第一に色合いが統一されていると感じました。屋根はグレーが多く外壁は白が多く、その間を緑が縁取っているようです。東京の風景とは違った都市の風景が広がっています。
私も庭づくりを仕事にしていますので、まちづくりの視点もとても大切にしたいと思います。個人の好みは大事ですが、それ以上に集合として生きている人間の社会において、ある程度の協調は必要だと思います。あまりに奇をてらったデザインやエゴが全面にでるようなデザインは飽きがきますし、他人が見た時にあまりいい印象は受けないでしょう。私がデザインする際には、なるべく経年変化に耐えられる素材、デザインを採用したいと考えています。一般住宅においては、このように俯瞰して見ることはありませんが、このくらい高い視点から見ても風景として良いと思えるものをつくりたいですね。