「あなたの体は9割が細菌」を読んで | 心庭の本棚
この本を読むまで、体は自分のものだと思っていました。
ちょっと衝撃でした。これまで自分の体は、自分のものだと信じていました。この本によると、人間の体は90%が微生物だというのです。半信半疑で読み始めたもののすっかりハマってしまい、すぐに読み終えてしまいました。
確かに、自分の体も自然の一部。私は人も自然の一部とずっと思っていました。が、それ以上に自然のものなのだと感じさせられました。これまでの進化の過程で共に進化して共存してきた微生物たちがたくさんいて、人間という生命は、一個の生命体ではなく、無数の微生物たちとの共同体なのだということです。これは、身体全体を一つの生態系と捉えてもいいかもしれません。絶妙な生態系のバランスで成り立っている自然にとてもよく似ています。もはや小さな自然ですね。
庭でも小さな生物から大きな樹木までさまざまな生物が生きています。それを丸ごと認めて寄り添っていくことが大切なのだと感じます。この本を読んで、より一層そう感じました。