手仕事の大切さ
庭づくりは、手仕事の業界
庭づくりは、デジタル化に最も遠い業界だと思います。石、植物などの自然の材料を扱うことも理由の一つです。一つ一つ大きさや形の違う物を使うので、規格化やデジタル化は難しいと思います。私はそれでいいと考えています。外構業界では、図面はCADで描くところが多くなってきました。それによって、デザインが向上したかと言えば、画一的な既製品がより多く使われるようになったのではと感じています。石積みなどは、紀元前から続くものです。石と向き合いながら一つ一つ積んでいきます。植栽も一本一本選び、職人の感性で植えていくものです。私は、できる限り手描き図面と現場の職人さんと一緒にアナログでつくっていきたいと思います。