パリの芝生は柔らかい 2014フランス旅#006
西洋芝と日本芝
日本の芝とパリの芝は種類が違います。日本の芝は、日本芝というもので、野芝、高麗芝などがあります。一般によく見る冬に枯れるタイプの芝生です。パリでは、西洋芝といわれる年中緑色の常緑の芝生です。ゴルフ場のグリーンなどでも使われています。
日本芝は葉の先が尖っていて、すこしチクチクします。反対に西洋芝は葉の先が少し丸くなっていました。これが感触の違いになっているのでしょう。では、日本で西洋芝が使われる頻度が少ないのは何故でしょうか?西洋芝は、日本の高温多湿の夏が乗り切れないことが多いからだと思います。私も何度か西洋芝に挑戦してみたことがありますが、2、3年で絶えてしまいました。
やはり、その場所の気候にあった植物でないと生きてはいけませんし、灌水装置などかなり無理をしなければ維持できないものです。西洋には西洋の良さがあり、日本には日本の良さがあります。植物にも人にも無理をさせない植栽計画が一番だと思います。